経営コラム

資金繰り-貸し手からみた創業融資-

お金を貸すという行為は、貸した相手がきちんと返済してくれることを前提とした行為です。つまりそれは、貸した相手がこれくらいなら返済できるだろうと信用を与えるということでしょう。金融機関が企業にお金を貸す場合も基本的には同じことで、相手にどれだけの額を貸すことができるのか、その融資に関する枠を供与することを与信といいます。その与信をするのに、通常、金融機関は取引先企業を格付けするのですが、その評価の指標となるのが決算書の財務分析を中心とする「定量評価」と経営者・従業員の能力や技術力、業界の将来性といった「定性評価」です。格付けに当たっては「定性評価」は「定量評価」を補う位置づけのもので、重視されるのは「定量評価」です。しかしながら、起業したばかりの会社や個人には、これまでの実績がないため、「定量評価」ができません。

 

 それゆえに、創業時の融資に当たってはこれまでに、どれだけ真剣に起業するために取り組んできたのか、返済能力・返済資質が十分にあるのかを、自己資金の蓄積や創業の計画・準備、本人の資格・経験・実績、そして業界の将来性等によって判断しなければならないのです。



「経営コ」ラム 税理士 川西市|かもがわ税理士事務所の経営に役立つ「経営コラム」